飼い主の皆さん、毎日のブラッシングと定期的なシャンプーは行っていますか?
中には、「猫は毛づくろいをするからあまりやらなくても大丈夫」と思っている方や、「やらなきゃないのは分かっているができていない」などという方もいるのではないでしょうか。実は、この記事を書いている私もブラッシングやシャンプーは定期的にできていないんです(涙)
なので、皆さんと一緒にブラッシングとシャンプーの大切さを確認したいと思います。
ブラッシングで健康管理
猫は、基本的に毛づくろいをして毛並みを整えます。ですが、自分では届かないところもあるので飼い主さんのブラッシングが必要になってきます。特にも、高齢の猫は毛づくろい自体もできなくなってしまいがちなので飼い主さんのサポートがとても大事になってきます。
猫は、春と秋に換毛期を迎えいつも以上に抜け毛が多くなります。この時期は、毛づくろいだけでは足りなくなってきます。ここでブラッシングを怠ってしまうと抜け毛と汚れが絡まって体中に毛玉ができてしまいます。こうなると毛玉の処理は一苦労なので毛玉ができないように注意しましょう。
ブラッシングには、清潔を保つほかに健康管理にも効果的であり、抜け毛をしっかりと除去してあげることで健康増進にもつながります。特に、長毛種の猫は、毎日ブラッシングをしないとすぐに毛玉がついてしまいます。
ブラッシングは、成猫になってからだと嫌がってしまうかもしれません。なので、子猫のときから慣らしてあげましょう。
ブラッシングの効果
ブラッシングには次のような効果があります。
健康に良い
皮膚に適度な刺激を与え、換毛を促進し、毛づやも良くなる。
毛球症の予防
毛づくろいで飲み込む毛を減らすことができる。
病気の早期発見
定期的の体に触れることで、しこりや腫瘍などを早めに発見できる。
抜け毛対策
猫の抜け毛で部屋が汚れるのを防ぐ。
スキンシップ
飼い主さんとの信頼関係を築く。
ブラッシングのグッズ
ブラッシングをする際には、主に次のようなグッズを用意しましょう。
コーム
長毛種の毛のもつれをほぐしたり、ブラッシングの仕上げに使用します。細かい毛をとかすのにも向いています。
スリッカーブラシ
抜け毛がとりやすく、短毛種、ちょ妄執ともに全体のブラッシングに便利です。
その他にも、ブラッシングの際の静電気を防ぐブラッシングスプレーなども用意しましょう。
短毛種のブラッシング
短毛種は週1回以上のブラッシングがオススメです。換毛期は週2~3回が目安です。首輪ははずしておきましょう。
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リラックス
ブラッシングをする前に、顔や全身をなでてリラックスさせましょう。
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のど
スリッカーブラシを使い、自分で毛づくろいができないのどからブラッシングを始めましょう。
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首の周り
首輪をしているところなので、念入りにブラッシングをしましょう。
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胸
あごから胸までをとかしましょう。ひげがピンとたっているのが気持ちがいい証拠です。
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顔まわり
おでこや頭、頬をブラッシングしましょう。
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背中
頭からお尻に向かって、背中を毛の流れにそってとかします。
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おなか
仰向けにして、おなかの毛をとかします。
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足
前足・後ろ足とも、付け根から足先に向けてとかしましょう。
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尻尾
尻尾の付け根から先端にとかして終了です。
長毛種のブラッシング
長毛種は毛玉ができやすいので、毎日ブラッシングするのが基本になります。毛玉ができやすい部分は念入りにブラッシングをしてください。暴れたするなど一人でできないときはほかの人におさえてもらいましょう。
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リラックス
短毛種と同じようになでてリラックスさせましょう。
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頭
コームを使って頭からとかします。
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背中
背中からお尻へ毛の流れにそってとかします。
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おなか
おなかも毛の流れにそってとかします。
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尻尾
尻尾は、付け根から先端に向かってとかしましょう。
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お尻まわり
尻尾を持ち上げてお尻のまわりをとかしましょう。
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あご・胸
あごをおさえてのどから胸をとかしましょう。
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足
前足・後ろ足ともに、付け根から足先へとかします。
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わきの下
立たせてわきの下を丁寧にとかします。
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顔まわり
おでこや顔まわりを整えましょう。
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スリッカーで仕上げ
最後に全体をスリッカーブラシでとかして終了です。
- 耳の後ろ
- 首輪の下
- 尻尾の付け根
- お尻のまわり
- 前足の付け根
- 後ろ足の付け根
- おなか
毛玉があるときは
毛玉ができているところは、根元にコームを入れて少しずつほぐしましょう。しかし、絡まりがひどく毛玉がフェルトみたいになっているときは、コームだけでほぐすのは難しいため皮膚を切らないように毛玉の根元に切れ目を入れます。あとは、その切れ目からコームで少しずつほぐしましょう。
汚れがひどいときはシャンプーを
猫は水が苦手な動物なのでシャンプーも嫌がる猫が多いです。定期的なブラッシングをしっかりと行っていればシャンプーは必ずしも必要ではありません。ですが、皮脂でべたつきやすい猫や、汚れが目立ちやすい長毛種はシャンプーが必要になってきます。ブラッシングと同様に、子猫のときから慣らしておきましょう。
シャンプーのポイント
- 爪を切っておく
- ぬるめのお湯で洗う
- すすぎ残しは皮膚トラブルのもと!
- しっかりと乾燥させる
シャンプーができないときは
シャンプーがどうしても嫌いで暴れてしまうときは無理にしないようにしましょう。そんなときは、暖かいタオルで拭いてあげるのがオススメです。その他のも猫の体を拭く商品も販売されているので試してみてください。また、病気などでお尻のまわりが汚れてしまった場合も暖かいタオルで優しく拭いてあげましょう。
まとめ
猫のブラッシングとシャンプーの大切さが分かったでしょうか?私も記事を書きながらできていなかったと反省しています...
とにもかくにも、ブラッシングとシャンプーは猫にとって大切なことなのでめんどくさがらずに行ってあげましょう。スキンシップにもなるので猫との関係にも影響してきますよ。