本来、警戒心の強い猫は飼い始めてもすぐに懐かないこともあります。なかなか心を開いてくれず、焦って無理矢理なでたり抱っこしたりするとかえって猫との距離が離れてしまいます。
ここでは、そんなときに猫の上手ななで方や抱っこの仕方が分かっていると猫との距離もグッと縮まるでしょう。
猫のなでられポイント
猫には、一般的になでられるとうれしい場所と嫌な場所があります。猫によっても個体差があるので自分の猫がどのポイントが好きなのか知っておきましょう。
- あごやノド
- おでこ
- 首のまわり
- 耳のまわり
- ほっぺ
- お尻
- 腰
- 尻尾
- 背中
- 手足や肉球
なでるときはタイミングを見極めて
猫をなでるときは、猫の気分を見ながらタイミングを見極めるのが大切です。大抵の猫は、かまってほしくないときは自分から飼い主に寄ってきません。なので、「かまってほしいにゃ~」と近づいてきたタイミングでなでてあげるようにしましょう。
飼いはじめの時は慣れていないので、手を伸ばすと怖がって逃げてしまうかもしれませんので無理になでようとしないでください。だんだん慣れてくると
。これで第一関門突破です。次は、
ができたら第二関門突破です。後は、猫が好きなポイントをなでてあげれば猫と信頼関係が築けるでしょう。猫がかまってほしいときのサイン
- すりすりしてくる
- 本や新聞紙などを読むのを邪魔してくる
- 膝などに乗ってくる
- 寄りかかってくる
- 飼い主をじっと見る
- おなかを出してくる
- 歩いてくる
どのときも優しく声をかけてから!
抱っこも好き嫌いがある
私の勝手なイメージかもしれませんが、猫は膝の上でよく抱っこされていたり毛をもふもふされていたりするイメージがありませんか?
ですが本当は、すべての猫が抱っこされるのが好きというわけではないんです。考えてみれば猫にとっては、体が地面か浮いて拘束されるということですし、元々警戒心の強い動物なので抱っこが嫌いな猫がいても不思議ではないですね。
もし自分の猫が抱っこが嫌いなら無理に抱っこしないでください。ゆっくり慣らしていくと抱っこが好きになる可能性もあるので無理に抱っこをするとずっと嫌いなままになってしまうかもしれません。
飼い主さんの中には、抱っこをさせてもらえないと「嫌われているのかなぁ?」と心配になる人もいるかもしれませんが、抱っこは嫌いでもなでられるのは大丈夫という猫もいますのでなでることができれば、十分飼い主のことを信頼しているしるしです。
「抱っこはイヤ」というサイン
- 抱っこしようとすると手足を突っ張る
- 抱っこするとすぐに降りようとする
- 抱っこすると緊張して体に力が入っている
こんなときはなでたり抱っこはしない!
- ご飯を食べているとき
- 毛づくろいをしているとき
- 寝ているとき
- 別の遊びをしているとき
まとめ
猫の上手ななで方や抱っこの仕方が分かってもらえたでしょうか?
抱っこの仕方には、仰向け抱っこや向かい抱っこなど、猫によって好きな抱っこの姿勢があります。自分の猫がどの姿勢が好きなのか知っておきましょう。ですが、どの抱っこでもしっかりとお尻を支えるのを忘れないようにしてください。