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猫を飼っている方には、戸建てではなくペットがOKのマンション等に住んでいる方もいると思います。そんなときにお隣からニオイについて苦情が来ることもあると思います。

特にも、最近の猫ブームの伴って日本で飼われている頭数も増えており、ペットの関するご近所トラブルも増えています。そこで、お隣・ご近所から苦情が来たときの対処を紹介します。

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受忍限度がトラブルの基準

冒頭でも書きましたが、最近の猫の飼育頭数の増加に伴ってトラブルも増えています。特にマンション等の集合住宅では、部屋同士の間隔が戸建てよりも狭くニオイ・糞尿・毛・鳴き声などが問題となり、悪化するとペット飼育禁止になってしまうケースまであります。

日常生活では、騒音・ニオイなど小さいながらも問題が出てくるものです。ですがこれらの問題は通常、日常生活でどうしても起こってしまうので我慢できる範囲とされます。この我慢できる範囲を受忍限度といい次のように解釈されています。


受忍限度とは

社会生活を営むうえで、被害の限度が社会通念上我慢できるとされる範囲。この範囲を超えると、不法行為と見なされる。


この受忍限度を超えてしまうと相手に損害を与えたとしてトラブルに発展しかねません。

飼い主にとっては、トイレのニオイや抜け毛などは大きな問題ではなかもしれませんが、周囲の人にはこれが苦痛に感じてしまい損害として認められる可能性があります。この受忍限度と損害の線引きは時と場合によって変わるので一概には言えません。

動物愛護管理法では、次のように飼い主の適正な飼育を定めています。

(2)所有者等は、自らが飼養及び保管する家庭動物等を、みだりに、排せつ物の堆積
した施設又は他の動物の死体が放置された施設であって自己の管理するものにおい
て飼養及び保管することは虐待となるおそれがあることを十分認識し、家庭動物等
のふん尿その他の汚物、毛、羽毛等の適正な処理を行うとともに、飼養施設を常に
清潔にして悪臭、衛生動物の発生の防止を図り、周辺の生活環境の保全に努めるこ
と。

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共用スペースは特に注意

マンションには、専有スペースと共有スペースがあり、区分所有法という法律が制定されています。この法は、マンションの権利や共同管理について定められており、ほかの建物よりも所有関係が複雑なマンションで所有者相互の利害関係を調整しています。共有部分について次のように定めています。

区分所有者は、建物の保存に有害な行為その他建物の管理又は使用に関し区分所有者の共同の利益に反する行為をしてはならない。

共有部分にはエレベーターや廊下のほかに1階にある専用庭や専有部分と多くの人が思っているバルコニー(ベランダ)も入ります。ところが、マンションで猫を飼っている人の中には、共有部分であるバルコニーにトイレを置いていたりブラッシングをすると思います。つまり、バルコニーにトイレを置いたり、ブラッシングで毛をまき散らして近隣に迷惑をかけることは、区分所有法に違反する行為と判断されます

トラブルは飼い主の姿勢で解決できる

では、区分所有法に違反する行為と判断された場合どうなるのでしょうか。それは、同じ区分所有法第57条に次のように定められています。

区分所有者が第六条第一項に規定する行為をした場合又はその行為をするおそれがある場合には、他の区分所有者の全員又は管理組合法人は、区分所有者の共同の利益のため、その行為を停止し、その行為の結果を除去し、又はその行為を予防するため必要な措置を執ることを請求することができる。

事例では、マンションで複数の猫を飼育し、悪臭などによる被害が区分所有者の共同の利益に反する行為として、マンションに管理組合が飼育禁止や糞尿の除去と弁護士費用の支払いを求めた訴訟があり、訴えが認められています。

関係が悪化してしまうと事例のように訴訟にまで発展してしまいますが、トラブルが起きてから解決を試みずにいきなり相手を訴えるということはあり得ません。近隣とのペットトラブルは、飼い主の姿勢次第で解決できることがほとんどです。苦情を言われたということは、自分の飼育に問題があるということです。言われたときは良い気持ちにはなりませんが、近隣の苦情を助言と受け止めて飼育方法を見直して誠実に改善に努めることが平和的解決につながります

まとめ

この記事では、あくまで誠実に対応することが平和的に解決する方法だと紹介しました。記事を読んでくださった方の中には、違う対処法を知りたかった方もいるかもしれませんが、私は1番に平和的に解決するのが良いと思います。近隣とのトラブルを大きくしすぎると住んでいたマンションがペット禁止になったり訴訟に発展する可能性もあります。誰もがそんなことは望んでいないはずです。苦情を言われても落ち着いて自分の飼育方法を見直しましょう。

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