ジャパニーズボブテイルは、日本が原産の猫です。
今回は、短い尻尾が可愛いジャパニーズボブテイルを紹介します。
基礎データ
原産国 | 日本 |
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体重 | 3~4.5kg |
毛の長さ | 短毛種、長毛種 |
毛色 | ブラック、レッドなどすべての色 |
目の色 | ブルー、ゴールドなどすべての色 |
鳴き声 | 普通 |
運動量 | 多い |
性格 | 従順でやさしく控えめ。遊びが好き。 |
歴史~アメリカ人が人気に火をつけた猫~
9世紀から記されている猫
9世紀頃に宮中で飼育されていた黒猫のことが、10世紀には唐猫と記述された贈答品の猫のことが記されています。
宮中や貴族の家で飼われていた猫は、数も少なく愛玩用で外に出さずに飼われていました。
また、放し飼いにせず遠くへ行かないように紐をつけられていました。
この頃は猫の入手は難しく、ネズミ捕りのために猫を飼うのは贅沢なことでした。
猫が全国に広まった理由
時代とともに、農業の技術が進み出来高が増えるに従って、畑を荒らすネズミの被害が大きくなりました。
慶長7年(1602年)には、「
」と通達されました。その後、自由の身になった猫たちは家を空けるようになります。
これが野良猫の始まりであり、日本土着の猫が全国に広まった理由であると考えられます。
アメリカでの繁殖
定説では、中国からやってきた猫にボブテイルの遺伝子が交ざったのではないかとされています。
古くからいる猫ですが、日本では数が少なくなっています。
1960年代後半、アメリカのクロフォード婦人が日本の猫の素晴らしさに目をとめ本国の友人にペアの猫を送ったことで繁殖が始まりました。
1970年に愛好会が発足するなど日本ではお馴染みの猫であまり人気の無かったジャパニーズボブテイルがアメリカで人気者になりました。
1976年、CFAに公認、1992年にはロングヘアも公認されました。
特徴~最大の特徴はボブテイル~
最大の特徴であるボブテイルは、劣性遺伝子のため両親が2匹ともボブテイルでなければなりません。
中型のフォーリンタイプで、スラリとしたボディをしていて鼻は高くて長く、直立すると前脚から肩にかけては真っ直ぐなラインを描き、脚も長いです。
丸まった尻尾は、座っているときは体に巻き付け、立っているときは大抵立てています。
あまり柔軟性が無いのは、関節が融合しているためです。
性格~右に出る者がいない優しく穏やかな性格~
猫で一番の性格です
ジャパニーズボブテイルは、とても優しく穏やかな性格をしています。
その性格は、猫の中で一番と言ってもいいでしょう。
甘えてくる猫というよりは、クールな性格です。
例えると付かず離れずで他とちょうどいい距離を保つ「
順応性が高い猫です
順応性が高いジャパニーズボブテイルは、人をよく見ていてどんな場所でもすぐに慣れるでしょう。
賢く、物わかりのいい面もあります。
社交性も高い猫です
ジャパニーズボブテイルは、社交性も高く、他の猫や動物とケンカをすることもあまりありません。
食べ過ぎ注意!!
ジャパニーズボブテイルは、太りやすい傾向です。
運動不足にならないように注意してたくさん遊んだりしてください。
また、食べ過ぎにも注意です。
頑固な面も…..
賢くしつけのしやすいジャパニーズボブテイルですが、頑固な面もありトイレや爪とぎなどは子猫の時からしかっりしつけをしないとなかなか後からは直せないかもしれません。
まとめ
ジャパニーズボブテイルは、西欧や北米では「Mi-Ke」の愛称で親しまれています。
私も前にボブテイルの猫を飼っていました。
性格の面では確かに賢く他の猫とは少し違う猫でした。ですので、とても飼いやすい猫でした。
初めて飼った猫でしたが、あまり大変だった記憶もありません。
実際に飼った猫なのでオススメできる猫です。