ノルウェージャンフォレストキャットは、被毛がとてもゴージャスな猫です。
今回は、ノルウェーでは「森の妖精」とも呼ばれているノルウェージャンフォレストキャットを紹介します。
基礎データ
原産国 | ノルウェー |
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体重 | 3.5~6.5kg |
毛の長さ | 長毛種 |
毛の色 | ブラウン、レッドなどすべての色 |
目の色 | ブルー、グリーン、ゴールなど |
鳴き声 | やや小さい |
運動量 | 多い |
性格 | 繊細なところがあるが温和 |
歴史~厳しい寒さを生き残った猫~
ノルウェージャンフォレストキャットは、北欧ではよく知られた猫であり北欧の神話に登場し女神フレイヤの乗るソリを引いていたという伝説があります。また、ノルウェーでは「森の妖精」とも呼ばれています。
起源は、南ヨーロッパに住んでいた短毛種のスコウガットであった説、11世紀頃バイキングがトルコから連れ帰った猫が住み着いた説があります。
冬の寒さが厳しいノルウェーでは、生き残れる猫たちだけが残り残った猫たちで交配が繰り返されることにより長毛で大きめの体格の猫になりました。
1930年代には、スコウガットの保護・育種する活動が始められました。その後、第二次世界大戦が始まると活動が中断されてしまいスコウガットは1970年代までの間絶滅の危機に陥ることになります。
1975年、ノルウェーの繁殖者たちによって本格的な育種と保存が再開され1977年にはヨーロッパで公認されることになりました。
そして、1979年にはアメリカに初めて輸出され広く世界に知られるようになりました。
特徴~ゴージャスなダブルコートの被毛~
長毛のゴージャスな被毛が特徴で被毛は、ツヤツヤと光沢のあるオーバーとウールのような暖かく優しい手触りのアンダーのダブルコートです。
寒さの厳しいノルウェーで生きてきたことから寒さに負けないように水をはじく皮脂で覆われた被毛ですが暖かい室内で飼われているとノルウェーなどで室外に飼われている猫よりも短く柔らかい被毛に変化すると言われています。
ロング&サブスタンシャルタイプのボディで、とても大きく筋肉質で全体的にたくましい印象です。
ノルウェージャンフォレストキャットは、アメリカでも繁殖が盛んに行われたことから全体的にシャープで可愛らしいアメリカ系としっかりとした体格でたくましいヨーロッパ系の2つの系統があります。
性格~長毛種でありながら活発~
人とコミュニケーションをとる
ノルウェージャンフォレストキャットは、温和で賢く、辛抱強く優しい性格をしており人や他の猫とコミュニケーションをとることを好みます。
長毛種でも活発に遊ぶ
一般的に長毛種の猫は、おとなしい性格ですがノルウェージャンフォレストキャットは、
。特に子猫から若猫の時はおとなしくしていることはありません。成猫になっても屋外ではきのぼりをして、屋内ではキャットタワーの一番上によく登っているなど大きな体型から動きもおっとりしていそうですがそんなことはなく動きはシャープです。
成長のために良い食事を
サイズが大きく長毛種のノルウェージャンフォレストキャットは、成猫として十分に成長するまでに3~4年ほどかかります。ゴージャスな被毛やしっかりとした骨格を作るために質の良い食事を与えてあげましょう。
ケガをしないように
上下運動を好みキャットタワーや家具・棚の上に登ることもあります。誤って落下してケガをしてしまわないように注意しましょう。
毛の手入れはしっかりと
毛の手入れは1日1回ブラッシングを行い皮膚への通気性を良くしてあげましょう。
また、被毛が皮脂で覆われているため汚れで黒ずみ、雑菌の温床となります。そうすると皮膚炎を起こすことがありますので寒冷地以外では月に1度はシャンプーを行いましょう。
子猫のうちは比較的汚れにくくシャンプーをしなくても済むかもしれませんが、成猫になってケアが必要になってからだと嫌がってしまい猫と格闘することになります。子猫のうちにシャンプーやブラッシングなどに慣らしておきましょう。
まとめ
ノルウェージャンフォレストキャットは、その長くゴージャスな被毛が魅力の可愛い猫です。
とても活発で遊ぶことも大好きなのでうまくコミュニケーションをとるといつもの性格が楽しくなります。
毛の手入れは少し大変かもしれませんがノルウェージャンフォレストキャットの大事な特徴を保つためなので怠らずにケアしましょう。