ボンベイは、真っ黒な被毛が特徴の猫です。
今回は、犬のような性格と言われているボンベイを紹介します。
基礎データ
原産国 | アメリカ |
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体重 | 3.5~4.5kg |
毛の長さ | 短毛種 |
毛の色 | ブラックのみ |
目の色 | ゴールド、オレンジ、カッパー |
鳴き声 | 普通 |
運動量 | やや多い |
性格 | 好奇心旺盛で活発 |
歴史~繁殖者が残した最高の「遺作」~
ボンベイは、アメリカ・ケンタッキー州のニッキー・ホーナー氏が自分の人生の「遺作」として最高の猫を作り上げたいという思いから交配が始まりました。ホーナーは、アメリカンショートヘアとバーミーズを交配させて黒豹を小さくしたような美しい黒猫を作ろうとしました。しかし、交配して生れた子猫にホーナーは肩を落としました。その子猫は「貧弱なアメリカンショートヘア」にしか見えなかったからです。これで諦めなかったホーナーは、それから数年かけて試行錯誤を繰り返し1958年交配が成功しました。
ホーナーは、猫たちがインドの黒豹に似ていることからインドの街・ムンバイにちなんで「ボンベイ」と名付けました。
ホーナーは、育種と繁殖のために非常にたくさんの人たちから協力を得ることができ1976年ようやくCFAに登録されました。
特徴~ボンベイが誇る漆黒の被毛~
ボンベイは、筋肉質でがっしりしていて骨格もしっかりしているセミコビータイプです。
小型の黒豹のような体格に金銅色の大きな目をしているのが特徴です。特に、漆黒の被毛はボンベイが誇れる特徴でしょう。
生れてすぐの被毛は、タビーの模様が現れることがあり、メモブルーやグレーだったりしますが成長するにつれて黒に変化してきます。ただし、ブラウンに生れる場合があり、これはバーミーズの血を濃く受け継いでいるためであり成長しても黒くなることはありません。
性格~犬のような性格~
2つの性格
ボンベイは、アメリカンショートヘアとバーミーズを交配させて生れた猫のためアメリカンショートヘアのフレンドリーな性格とバーミーズの愛情深い性格を併せ持っています。
誰とでも仲良くなれる
ボンベイは、子どもや他の猫を含め家族の誰とでも仲良くすることができます。コミュニケーションのとりやすさは、時に犬のようだと言われています。
好奇心旺盛で活発
ボンベイは、活発で好奇心旺盛な性格です。運動も大好きなので高いところにも上ります。キャットタワーを用意するなど遊べる環境を作りましょう。また、犬のような性格と言われているためボールを投げて持ってきたりリードをつけて散歩に行くといったこともできます。しかし、活発な性格のため十分に遊んであげないと注意を引くためイタズラをしたりしますので注意してください。
注意する病気!!
アメリカンショートヘアとバーミーズのかかりやすい疾患を受け継いでいます。
アメリカンショートヘアの肥大型心筋症
中高年以降に発症することが多いですが重篤な婆は若いうちから発症する場合もあります。薬を使用することで進行を遅らせたり体も楽にすることができますので、何かおかしいと思ったら病院を受診してください。
バーミーズの歯周病などの歯科疾患
高齢になるほど歯石が溜まりやすくなり歯根から入った菌が他の疾患の原因となることもあるため注意が必要です。猫の歯磨きは難しいですができるだけ子猫のうちから慣らしておきたいものです。
まとめ
ボンベイは、漆黒の被毛がきれいな猫です。
性格も犬のようだと言われるほど人とコミュニケーションをとってきます。
運動量がそれなりに多いため運動不足にならないようにたくさん遊んであげましょう。