皆さんは、猫の顔や体型のタイプが色々分かれているのを知っていますか?
猫には、顔や体型の他にも毛色や目の色などでタイプが分かれています。飼い主の皆さんは自分が飼っている猫がどのタイプなのか、これから飼おうと思っている人はどのタイプの猫が飼いたいのか参考にしてみてください。
顔のタイプ
猫の顔の形には3つのタイプがあります。また、顔のタイプで性格も分かれているとも言われていますので、自分の猫の性格と合っているか確認してみましょう。
丸顔タイプ
丸顔に分類される猫は、ペルシャ・ヒマラヤン・エキゾチックショートヘアなどです。ペルシャなどの鼻のつぶれた猫もいます。
丸顔の猫は、
と言われています。また、臆病な一面もあり賑やかよりも静かな環境を好みます。三角顔タイプ
三角顔に分類される猫は、シャム・アビシニアン・オリエンタルショートヘア・オシキャットなどです。逆三角形の形で猫のイメージ通りの小顔でシャープな印象の顔です。
三角顔の猫は、丸顔の猫の逆で
と言われています。。飼い主の膝の上で寝ているよりも窓辺に座って外を見ながらワクワクしているような猫です。また、とても賢い猫が多く芸を覚えるのが得意とされています。四角顔タイプ
四角顔に分類される猫は、アメリカンショートヘア・シャルトリュー・マンチカンなどです。他のタイプよりもしっかり、がっしりした顔が特徴です。
四角顔の猫は、
と言われています。よく飼い主に寄り添ってきて足などにスリスリしてきます。また、とても落ち着いている性格なので、犬や子どもとも上手く暮らしていくことができます。体型のタイプ
体型には、大きく分けて4つ、小さく分けると6つのタイプがあります。
ほっそり体型
オリエンタルタイプと呼ばれていて、全体的に細くしなやかな体型です。6つの体型の中で1番ほっそりしています。
このタイプの猫は、シャム・コーニッシュレックス・バリニーズなどです。
やや丸いスリム体型
スリムな体型ですがオリエンタルよりも筋肉質な体型です。フォーリンタイプとセミフォーリンタイプの2つに分けられます。
フォーリンタイプ
全体的にスリムな体型ですが、オリエンタルよりもわずかに丸みを帯びた体型です。
このタイプの猫は、アビシニアン・ロシアンブルーなどです。
セミフォーリンタイプ
オリエンタルとコビーの中間のような体型です。フォーリンよりも手足が短く、肉付きが良い体型をしています。
このタイプの猫は、アメリカンカール・トンキニーズなどです。
ずんぐり体型
ずんぐりと丸っこい体型で肩幅があります。コビータイプとセミコビータイプに分けられます。
コビータイプ
肩幅や腰が広めで、頭が丸く手足の先が丸くなっています。
このタイプの猫は、ペルシャ・ヒマラヤンなどです。
セミコビータイプ
コビーの体型から手足・胴体・尻尾を長めにした体型です。
このタイプの猫は、アメリカンショートヘア・スコティッシュホールドなどです。
筋肉質のがっしり体型
ロング&サブスタンシャルタイプと呼ばれていて、長くがっしりした胴体に太い手足で骨太な体型です。6つの体型の中で1番大きい体型です。
このタイプの猫は、メインクーン・ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドールなどです。
被毛のタイプ
猫の被毛には、毛の長さで分ける短毛種と長毛種の2種類があります。その他にも毛色や模様でも分けられています。
単色
ホワイトやブラックなど全身が単色のものを、血統書では「ソリッド」と呼びます。
しま模様
クラシックタビー
アメリカンショートヘアのように渦巻き模様に縞が入っています。
マッカレルタビー
シンプルに背中からおなかに向かって平行な縞模様が入っています。
スポテッドタビー
ヒョウのように斑点模様が体の両サイドに入っています。
ブチ模様
2色以上がまだらに入るブチは、色が入る場所によって個性も色々です。
2色
白と黒などの2色はバイカラーと呼びます。
3色
黒・白・茶の3色のミケはキャリコとも呼ばれます。
ポインテッド
体の先端に色が入るのは、ポインテッドと呼ばれシャム・ヒマラヤンなどがいます。
猫の目の不思議
猫の目の色には、ブルーやグリーンなどがあります。色んな種類の色がありますが、生れたばかりの子猫の目は、ほとんどがブルーです。その後、成長するにつれて色が変化していきます。本来の目の色に定着するのは、生後約2ヵ月です。色は、ブルー系・グリーン系・イエロー・ゴールド・オレンジ・カッパーがあります。
猫の中には左右の目の色が違うオッドアイがいます。片方がブルーで、毛片方がゴールドやグリーンです。このオッドアイは白猫に多く出ると言われています。
雑種猫に多い模様は?
日本で1番飼育されている雑種には単色の他に茶トラやキジトラなどの2色模様の猫もいます。トラ模様は、マッカレルタビーの一種です。
雑種について詳しくはこちらをご覧ください。
三毛猫にオスはいない?
白・黒・茶・グレーなどの中から3色が入るブチ模様になったという三毛猫は、オスが生れることがほとんどなくメスしかいないというのは有名な話ですが、これは染色体の遺伝によるものです。
ごくわずかながらせんしょくたいごくわずかながら染色体異常の親からオスの三毛猫が生れることがあります。このとき生れるオスには繁殖能力がないケースが多いようです。
まとめ
いかがでしたか?
猫は猫種の他にも色んなタイプに分けられていることが分かってもらえたと思います。自分の飼っている猫はどのタイプなのか確かめておくとさらに猫に愛情がわくと思います。これから飼う人は、自分のお気に入りのタイプを見つける参考にしてもらえたらと思います。